スライドとは?スライドを見抜く方法とメリットについて解説

どうもマサシです。

本記事は麻雀における「スライド」について解説します!

スライドがわかると、メリットがあるので是非最後まで読んでみてください!

麻雀中級者

スライドってよく聞きますけど何を指すのですか?また、スライドがわかるとどのようなメリットがありますか?

マサシ

スライドについて本記事で解説します!また、スライドを見抜けると通りやすくなる牌がわかるというメリットがあるので是非御覧ください!

本記事で行うこと
  • スライドとはなにか解説
  • スライドを見抜く方法とメリットについて解説

スライドってなに?

スライドとは出来上がっている順子メンツに対し、連続する牌(567の場合4や8)を引いてきた時に中身を入れ替えることを言います。

例えば⑥⑦⑧のような出来上がっているメンツに対し、⑤をツモってきた時⑧を切ることで⑤⑥⑦に変えることです。

以下スライドについて具体例を挙げて説明します。

  • 例1

こちらはよくあるケースです。タンヤオ移行のため一と四をスライドします。

  • 例2

こちらもよくあるケースです。三色などの手役を作るために二と五をスライドします。

  • 例3

例は門前になっていますが、仕掛けている時によくあるケースです。赤牌を引くことで牌をスライドします。

例を3つ挙げましたが他にも色々なスライドのケースがあると思います。

スライドを見抜く方法

前提としてスライドを見抜くためには最低限の手出しツモ切りの確認が必要となってきます。

手出しツモ切りすべてを覚える必要はありませんが特に中盤以降の煮詰まってきた展開ではそれがツモ切りなのか手出しなのかその場で確認していきましょう。

それでは、スライドを見抜く方法について解説していきます。

スライドを疑う代表例として以下を挙げます。

  • 序盤に切られた牌(わかりやすいのは7、8)の外側が手から出てきた時
  • 明らかに最大1メンツしかなさそうな色の牌が手から出てきた時
  • (これは上級者用)上記に加え捨てた牌の3つとなりにツモってきた牌を入れた時

順に解説していきます。

序盤に切られた牌の外側が手から出てきた時

序盤に切られているにも関わらず、その外側の牌が出てくるケースはスライドを最も疑うポイントです。

  • 例4 序盤に7を切っているのに中盤以降に8を手出し

実際はこの後対子落としでないことの確認などが必要ですが、序盤に7を切っているのに8が後から手出しされるのは明らかに不自然です。

4順目にすでに678でメンツが完成しているところに5や赤5を引いて来て8を切ったと考えるのが自然だと言えます。

明らかに最大1メンツしかなさそうな色の牌が手から出てきた時

捨て牌の色が偏っているのに対し、もっとも持っていなそうな色の牌が手出しされるケースで、こちらもスライドを疑うポイントとなります。

  • 例5 ピンズが安い捨て牌なのに終盤に手からピンズが出てくる

二段目までピンズをバラ切りしているのに14順目に③が手から出てきたケースです。

こちらも対子落としや終盤なので安全牌の合わせ打ちなどの理由がない限り明らかに不自然です。

序盤にすでにピンズで1メンツ完成して残り3メンツの受けが萬子や索子にあり、ピンズの中張牌はツモ切りされていたと推測できます。

その上で終盤に⑥を持ってきたことですでに出来上がっている③④⑤から安全度を見てのスライドと考えることができます。

切った牌の3つ隣にツモ牌を入れた時

こちらは上級者ようになります。

手牌をしっかり並べている人がスライドする場合、切った牌から2つ飛ばした3つ目の所にツモってきた牌を入れます。

  • 例6 ①を切って④を手牌に入れるケース

麻雀の動作的に、まずツモってきたらツモ牌を一番右に置きます。

その後、捨てる牌を切り、最後にツモってきた牌を手の中に組み込みます。

この例でいうと、まず①を切り、その後2つ横の③の右側にツモってきた④を入れることになります。

  • 例7 逆から見た図

例6を逆から見るとこのように見えます。

牌をキレイに並べている人限定になってしまいますが、場合によっては動作だけでスライドを見抜くことができる上級者のテクニックです。

前に説明した2点のポイントと合わせることでより精度高くスライドを見抜くことができます。

スライドを見抜くメリット

メリットを先に言いますが、スライドを見抜くと通りやすい牌がわかります。

具体的に言うと、スライドで手から出てきた牌の遠筋の牌が格段に通りやすくなります

そうすると自然に通りやすい牌がわかってきます

具体的に言うと、スライドで手から出てきた牌の遠筋の牌が通りやすくなります

8がスライド牌として出てきたのであれば2が通りやすくなり、7がスライド牌として出てきたのであれば1が通りやすくなります。

なぜ通りやすくなるのか例を挙げて解説します。

  • 例6 ⑥⑦⑧から⑤を引いてスライド

この形でが通りやすくなる理由をいくつか挙げます。

まずこの形から⑧がスライドで出てくるということは三面張が否定されます。これは単純に②⑤⑧の三面張がフリテンになるからです。

そして形で考えると普通にわかりますが⑤⑥⑦でメンツがある場合は②⑤の両面はありえません。②⑤待ちになるには③④と持っていることになりますが加えて⑤⑥⑦を持っていると③④⑤⑥⑦で三面張になるからです。

三面張は否定されていて両面がありえないので、②が通常の両面、三面張に当たることがなくなるのです。

また、②のカンチャンについても筋引っ掛けにし和了しやすくすることや危険牌の先切りのために⑧にスライドせず⑤をツモ切りすることが多いです。なので②で放銃するケースはさらに減ります。

これらがスライドで手から出てきた牌の遠筋が通りやすくなる理由です。

まとめ

今回は「スライド」について、概要と見抜く方法、メリットを解説しました。

スライドしたかしていないかはあくまで推測になり100%見抜くことはできませんが、注意して見ていると結構わかります!

ぜひ活用してもらえればと思います!