形式テンパイの重要性と取る際のポイント、テクニックを解説

どうもマサシです。

本記事では形式テンパイ(形テン・ケイテン)について解説します!

麻雀初心者

形式テンパイってどこまで重要なんですか?リスクを負ってまで形テンを取るべきなのでしょうか?

マサシ

形式テンパイは実は非常に重要です!その理由と、形テンを取るためのテクニックを記事にまとめたので参考にしてみてください!

本記事で行うこと
  • 流局持テンパイの重要性について解説
  • 形式テンパイを取る際のポイントやテクニックを解説

流局持テンパイの重要性について

筆者の経験上の感覚になりますが、流局時テンパイに対しての意識が高い人は初心者〜中級者だと少ないです。

流局したら場全体で3000点の点棒が行き来する儀式的な物と捉えている人も少なくないのでは?と思っています。

ですが、実際は違います。流局時テンパイはとても重要です。

流局時のテンパイ・ノーテンは天国と地獄

流局時は全員テンパイ、全員ノーテンを除き必ず点棒を貰う側か払う側になります。

基本的なことですが流局時にテンパイしているかしていないかでどのくらい変わってくるのか以下の表に記載します。

状況点棒の差
1人テンパイ、3人ノーテン1人+3000点、3人-1000点なので貰う側と払う側で4000点差が生まれる
2人テンパイ、2人ノーテン2人+1500点、2人-1500点なので貰う側と払う側で3000点差が生まれる
3人テンパイ、1人ノーテン3人+1000点、3人-3000点なので貰う側と払う側で4000点差が生まれる

テンパイしていた手がマンガンだろうが役無しだろうが1000点だろうが関係なく上下で3000点〜4000点の差が付きます。

オーラス4000点未満の点差であれば和了らなくてもテンパイ・ノーテンだけで着順アップが可能です。

現に筆者は微差のオーラスでテンパイ・ノーテンの熾烈な争いになる場面を数百回経験しています。

ここで一つの疑問が自然と出てくると思います。

  • なぜオーラスだけ形式でもよいからテンパイすることを頑張るのか
  • どの局面でも最善を尽くしていたら半荘通じて5000点以上持ち点が変わったのではないか

ノーテンからテンパイ出来た時の期待値

次は本来ノーテンの予定だった時に形式でよいのでテンパイをとれた時の自家点棒の差を説明します

4人ノーテンだった所に自家がテンパイとれた場合

全員ノーテンだった場合テンパイ料は動かないので+-0点だったのに対し自家だけテンパイを入れることができ3000点もらえる。

3000点得したことになる。

3人ノーテン、1人テンパイだった所に自家がテンパイ取れた場合

1000点払いだった所が1500点もらえるようになった。

2500点得したことになる。

2人ノーテン、2人テンパイだった所に自家がテンパイ取れた場合

1500点払いだった所が1000点もらえるようになった。

2500点得したことになる。

1人ノーテン、3人テンパイだった所に自家がテンパイ取れた場合

3000点払いだった所が4人テンパイでテンパイ料が動かなくなった。

3000点得したことになる。

本来ノーテンだった所に粘って形式でもよいのでテンパイを入れることで2500〜3000点得することになります。

3回これができればマンガン級の点棒になります。

多少リスクを追ってでも取りに行く価値があると考えます。

形式テンパイをとるためのポイント、テクニック

ここまで流局時にテンパイすることの重要性について説明しました。

この流局時テンパイに持っていくためのテクニックが形式テンパイです。

和了とは違い、役がなくても形式上テンパイしていればテンパイ料をもらえます。(お店のルールにもよりますが多くのルールで形式テンパイは採用されています)

役が無くてよいということでハードルが一気に下がります。

形式テンパイ取りのポイント

  • 目安は残りツモ番5回

ツモ番が残り5回をきったら役がなくても積極的に仕掛けてテンパイを目指すと良いと思います。

仮に1シャンテンだった場合、ツモ番が残り5回だとテンパイしてさらに和了まで行くのは難しいです。和了れないのであればハネマンテンパイだろうと形式テンパイだろうとテンパイに変わりはありません。

順目が遅くなればなるほど他家が牌を絞ってきます。状況によってはもっと早めに形式テンパイを取りにいっても良いと思います。

  • あまり無理をしない

テンパイ料が欲しいためにリーチや明らかにテンパイ者に対して無筋を連打するような無理は控えましょう。単純にリターンに対してリスクが上回り過ぎています。

リスクは取りつつも比較的通りそうな牌などを屈指して進めると良いです。

仮に最後のツモ番だけで考えるのならば通っていない筋が5筋以上ある場合は無筋を押しても良いと思います。(もちろんド本命とかでなければ)

仮にマンガンを打っても8000点の失点に対して、成功時は2500〜3000点得点できるため5回に1回の放銃なら十分元が取れるからです。

もちろん着順期待値もあるので、どんな局面でもという訳ではありません。

形式テンパイ取りのテクニック

上級者がよく行う形式テンパイ取りのテクニックについて紹介します。

安全かつ形式テンパイを手にいれるにはツモらないことが一番です。

  • 例1 困るケース

例えばこのような形で形式テンパイしてきたけど最後のツモ番でド無筋持ってきてしまったりすると非常に困ります。

例2以降でこういった困るケースを回避する上級者がよく使うテクニックについて解説します。

  • 例2 形の変わらない鳴きをしてツモ番を減らす

例えば以下のような形式テンパイをしていて一が場に2枚切れだった場合。

最終ツモ番直前に上家から四が出たら四五六でチーをして一を切ることでツモ番を回避できます。

この形でチーすれば一を切っても喰い替えにならないのと、直前に四が通っているので一四待ちにあたることもありません。

一は2枚切れなので放銃するなら一単騎のみになりリスクは極小といえます。

  • 例3 役無し形式テンパイ時に和了牌をチーして頭を落とすことでツモ番を減らす

例えば以下のような形式テンパイをしていて白が場に1〜2枚切れだった場合。

残りツモ番2回のツモ番直前に上家から3が出た場合、チーをして白を落とすことでツモ番を回避するとともに、最後のツモ番で何をツモっても白を落として形式テンパイが取れます。

最後に何を持ってきても白切り

普通に見ると意味のない鳴きに見えますが、残り順目が短いのであれば実質ツモ番を2回回避したことになります。

注意点

テンパイ料は非常に重要ですが、過度にリスクを負いすぎるとそれ以上の失点が多くなってしまいます。

どの牌が通りやすいか、など上級者の知識や読みのテクニックが必要になってきますので、初心者や中級者の方は「テンパイ料はなるべく取りに行こう」くらいの感覚が良いかもしれません。

まとめ

本記事では流局時テンパイの重要性と、形式テンパイに関するテクニックについて解説しました。

特にテンパイ連荘(親がテンパイなら場が流れない)のルールだと局数が増えることで流局回数も増えるので効果が大きくなります。

テンパイ料だけでトップをとった人は流石に見たこと有りませんが、2000点1回、1000点1回の和了とテンパイ料だけでトップをとっているのは実際見たことあります。

テンパイ料、形式テンパイは大事というのをとにかく覚えておいてもらえればと思います!