リーチ宣言牌から待ち読む!危険牌、安全牌パターンを解説

どうもマサシです。

本記事ではリーチ宣言牌から相手の手を読み、特に危険になる牌や比較的安全になる牌についてその理由も含め徹底解説します!

麻雀初心者

他家からリーチをかけられた時、どの牌が危険なのかわかりません。読み方を教えて下さい。

マサシ

今回はリーチ宣言牌から待ちを読む方法を解説します!危険牌はもちろん、逆に安全になるパターンもあるので参考にしてみてください!

本記事で行うこと
  • リーチ宣言牌の重要性について、注意点も含めて解説
  • リーチ宣言牌をもとに危険牌や比較的安全になる具体的パターンを紹介・解説

リーチ宣言牌から読むってどういうこと?

リーチ宣言牌とは、文字通り「リーチ宣言牌をする牌」で横に曲げられた牌のことです。

リーチ宣言牌は、テンパイギリギリまで持っていた牌であるため得られる情報が非常に多くなります。

例えば基本形ですが、リーチ宣言牌が⑤のような数牌だった場合、以下のようなパターンが多いため、マタギ筋や筋牌の危険度が高くなります。

このようにテンパイギリギリまで持っている=関連牌と考えると、リーチ宣言牌を見るだけである程度、危険そうな牌や安全そうな牌が絞り込めるのです。

注意点

ここで注意しなければならないのが、そのリーチ宣言牌が手から出てきている(手出し)ことです。

ツモ切りリーチや、リーチ宣言牌が鳴かれて次巡のツモ牌がリーチ宣言牌になっていることもあるので、しっかり確認しましょう。

次章より実際にリーチ宣言牌からの読みパターンについて解説していきます!

リーチ宣言牌数牌だった場合マタギ筋と筋牌が危険

こちらは冒頭でも触れた基本形です。

リーチ宣言までその牌を抱えていたということは、基本的にその牌は関連牌(周辺の牌など)を持っているケースが非常に多いです。

受け入れ枚数を最大にしている場合、代表的なのは以下のような例です。

  • 例 ⑤がリーチ宣言牌になる場合の手牌パターン

この場合当然⑤をまたぐ③⑥や④⑦、リャンカンの形で引っ掛けになる②や⑧は本命と言っても良いです。

リーチ宣言牌が2、8の場合1、9の危険度がかなり高い

またぎ筋であることを考えると普通に危険度高いというのは特に違和感無いですが、3〜7の中張牌が宣言牌の時と何が違うかがポイントとなってきます。

2、8がリーチ宣言牌になるケース

通常の進行において2、8がリーチ宣言牌になるケースをいくつか例にあげます。

  • 例1

基本的なピンフ手で受け入れをマックスにした形です。ここ牌姿なら②を切ってリーチするのが一般的です。

  • 例2

愚形が残った形です。シャンポン待ちとして端牌や字牌は優秀なのでこの牌姿なら②を切ってリーチする方の方が多いと思います。

もちろん北や①が場にどのくらい切られているかにもよってはペンチャンに受けることもありますが、どちらもあまり切られていなかったらシャンポン待ちにする人の方が多いのではないでしょうか。

3〜7の中張牌切りリーチより同じまたぎでも1、9の危険度が高くなる理由

ポイントは2つあります。

一つ目のポイントは両面の形が1パターンしかないことです。他の中張牌の場合両面系が2パターン存在します。

  • 例3
  • 例4

例3、例4いずれも④切りリーチとなりますが③⑥待ちと②⑤待ちの2つのパターンが存在します。

他の中張牌3、5、6、7でも同様です。それに対し②または⑧がまたぎ筋になる両面形は1パターンしか存在しません

二つ目のポイントは端牌のためシャンポン待ちにとりやすいことです。

  • 例5

端牌は麻雀の通常進行的に他家的にも不要牌になりやすく、待ちとして優秀なのでシャンポン待ちでもリーチがしやすいです。

また、そもそも愚形フォローのため例5のように①①②の形を維持し続けることが多いです。

さらに危険度が上がるケース

リーチ宣言牌が2または8の場合で中盤に5が切られているケースだと1または9の危険度が更に上がります。

  • 例6

例えばこのようなケースです。

真ん中の⑤を切っているのに②が手元に残るケースはかなり限られてきます。

②④⑥のような形が否定されるのであきらかに周辺の牌を複数枚持っているといえます。

ピンズの下が待ちだった場合、両面の①④、シャンポンの①が本線となります。

もちろん麻雀には入り目という物があり実際は先に埋まったケースもありますので確実に待ちであるとは言えませんが明らかに危険であることはわかると思います。

リーチ宣言牌が安全牌の場合良形が多い

まずは、安全牌がリーチ宣言牌になる状態を考えてみたいと思います。

リーチ宣言牌が安全牌になる形について

通常進行であれば受け入れや待ちが両面以上の十分形など形が決まっている時が多いです。

  • 例1

※ 西は場に2枚切れ

このように両面両面の一向聴の場合、形が決まっているため後々危険牌になりそうな⑥を先に切り安全牌である西を残すのが一般的です。

  • 例2

※ 西は場に2枚切れ

このような形でも両面両面という形の強さと危険牌の先切りで③を切り西を残す人もいます。

もちろん例外もパターンもあるので例3に挙げます。

  • 例3 例外パターン、手役が絡む以下のようなケース

三色やチャンタなどで打点を見て愚形フォローせずに3を切るケースも存在します。

この例1〜3全体で言えることは和了までの形が決まっているということです。

形が決まっているということは「受け入れや待ちが優秀」「打点がある」かになります。

前者のケースだと必然的に待ちが両面以上ということになり「リーチ宣言牌が安全牌だと待ちが好形」ということになります。

注意点

リーチ宣言牌が安全牌だと待ちが好形ということならリーチ宣言牌が5とか⑦とか中張牌だったら待ちは愚形なのか?答えはノーです。

形がある程度決まっていても受け入れ枚数を多くするために両面固定しないケースが多いです。

あくまで宣言牌が安全牌なら好形のケースが多いというだけで逆はありません!

リーチ宣言牌の裏筋は比較的安全度が高い

リーチ宣言牌の裏筋が比較的安全になる理由

ここでの裏筋は5に対しては「1・9」、4に対しては「8」などまたいでいない外側の裏筋のことのみを対象とします。

5に対して「4、6」も裏筋ではありますがこれらはまたぎ筋になるので対象ではありません。

例として⑤がリーチ宣言牌の場合、①⑨がリーチに対して通りやすくなります。

  • 例1

例えば①が両面で当たるケースを考えると上記のような牌姿になりますが⑤が最後まで残っているのはあまりにも不自然です。

このケースだと道中安全牌を引いた時に⑤を先に打つことが一般的で、余剰牌の中張牌をわざわざテンパイまで引っ張る理由がありません

よって、単純両面の場合はリーチ宣言牌の裏筋が他の無筋牌に比べて通りやすくなるのです。

これはあくまで基本的なケースで進行した場合なので当然通らないケースはいくらでも存在します。

注意 リーチ宣言牌の裏筋が通らない主なケース

逆に宣言牌の裏筋が通らないのは以下のようなケースです。

すべて手牌の⑤を切ってリーチした例となります。

  • 単騎、シャンポン待ち
  • 三面張

挙げた例の中では一番ありえるパターンで、通常の手牌進行でなりやすいケースです。

  • テンパイからテンパイ

待ちが悪く安い手の時にまれにあるパターンです。

  • 手役絡み

入り目によっては三色などの手役が狙えるパターンです。

例を4つ挙げましたがいずれも通常の手牌進行や上がり方から見るとややレアなケースになることがわかります。

まとめ

具体例でいくつか挙げましたが、リーチ宣言牌というのは非常に多くの情報を与えてくれます。

他家のリーチ、リーチ宣言牌、和了形をよく観察して理解を深めていきましょう!